光の謎との出会い

光の謎との出会い

 光が波だとすると媒質がないことが最大の謎でした。この謎を解いたのが、当時26歳の公務員アインシュタインでした。

アインシュタインは「光量子論」の中で、光の正体が光量子(光子)という小さな物質であることを示しました。光を波ではなく物質と考えればエーテルなどという媒質がなくても、自ら宇宙の中を進んでいくことが説明できます。

また、光速度の謎については、特殊相対性理論という革新的な説明を持ち出して、見事に説明したのです。

 今一度「光」について振り返ります。相対性理論や、20世紀物理学のもう一つの雄、ミクロの世界を探る量子力学により、光の正体はかなり暴かれました。というより、光の性質を探る過程で、現代物理学は発展してきたと言えるのです。

 しかし現在でも、光にまったく謎がなくなった、とは言い切れないかもしれません。

 たとえば、光の正体である光子には重さ(質量)はない(厳密には、止まっている光子には質量がない)と考えられています。質量があると、多くの矛盾が生じるので、あっては困るのです。そして現在まで、光子に質量があることを示す事例は何一つ見つかっていません。


光と時間
光速度一定
相対的な時間
光が速すぎる件
時間の遅れ


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